月花 kumamoto 熊本の器と暮らしの道具
熊本県玉名郡玉東町の木の葉猿
今から1300年ほど前、木の葉の里に住んでいた都の落人が夢枕に立った老翁のお告げによって奈良の春日大明神を祀り、神社に奉納する祭器を木葉山の赤土を用いて作りました。残った土を捨てたところ、それが猿に化けたという伝説から木の葉猿は生まれたものといわれています。
木の葉猿が誕生し1300年の今、唯一残る木の葉猿窯元の永田家。 型を使わず手捻りで素焼きの素朴なお猿さんは、悪病や災難のがれ、子孫繁栄の守神としてつくり続けられています。